平成22年度(第19期)公益財団法人日本農業研修所協力団事業計画
(平成22年4月1日から平成23年3月31日)
本事業計画は、今日まで取り組んでいるネパール事業の継続、新規事業への調査を行うことを目的とする。収入は、寄附金増額、運用益同額、助成金申請をして、資金を得られた場合に実施する事業を含め、計画実施を行うこととした。尚、以下の3事業は、いずれも開発途上国の農村地域及びそこに居住する人々への公益的な取り組みを目的にしており、事業計画として1つにまとめた。
以下、平成22年度は下記の事業を実施する。
- 開発途上国への農業技術の普及事業
- 農業技術者派遣事業
- 派遣場所及び目的
- ヌワコット郡カカニ地区と周辺地域
・イチゴジャノベ病対策の一環として一昨年導入した新規苗の普及及び連作障害、土壌改良、新規導入野菜等に対しての指導実施。
- ダウラギリ郡ツクチェ地区と周辺地域
・経済性の高い農産物導入についての指導を行う。
- マクワンプール郡ナムター村と周辺地域
・昨年度で、農業指導は終了したが、ネコブ病の総合防除対策等、地域の状態により指導を行う。
- 派遣期間
2010年9月~10月 2011年1月~2月 各30日間
- 派遣技術者
現在、募集中。
ただし、派遣技術者未定の場合は、次年度に繰り越す。
- 関連機関・団体等との連携事業
開発途上国の実情と発展方向に即した農業協力の一層の促進を図るため、日本国内の農業関連機関や農業団体、農業者等に支援活動に対する理解と協力を求める。開発途上国の農業事情や農村整備状況、食糧問題等の把握、また、農業技術に関する情報や資料データの収集等各方面との連携を図ることにより、具体化できる案件を選択し、質の高い支援活動、技術協力に結びつけている。
- 開発途上国への農業団体への助成及び支援事業
- 開発途上国の農業団体、学校団体への助成及び支援事業
- 事務局助成事業
開発途上国における事業の調査、実施、運営を効率的かつ円滑に行なうため、NPO等の開発途上の国情にあった法人を立ち上げ、現地職員による各地域住民の要望聴取や開発途上国の国策に沿った事業計画を策定し、執行体制を整えるため、現地にジャイチネパールを設立しているが、この統括事務所の運営費を助成する。
- 事務所の所在地
- ネパール国カトマンドゥ市ナヤバネソウルP.O.Box 9991
- 事務局員
- 支配人1名、事務員1名、用務員1名
- 実施事項
-
- カカニ実験研修農場の維持管理
- レカリ・バシファント学校の運営管理
- カカニブライター学校の運営管理
- ジャイチ活動に参加する日本人の受け入れ準備、支援補助
- カカニ実験研修農場助成事業
ラクパ農場長が昨年末退去し、現在、カカニ・ブライター学校校長が管理に当たっている。今年度は、荒れた農地を整備することを行う。耕作整備は、学校のPTAの父兄有志5名により行う。
- レカリ・バシファント学校助成事業
農業技術の教育、普及指導を受ける対象者である農村部の青少年の識字率が低い現状の解決策として、基礎教育を実施する10年生学校を設立したが、その運営助成を継続する。
助成の継続は最長で2011年度までとし、自立の具体化を進める。今年度は8年生まで政府、地元負担、当団は9年生から10年生を支援する。
- 所在地
- ネパール国マカワンプール郡ナムター村
- 生徒数
- 1年~8年 1クラス平均55名.9年~10年 1クラス平均30名
合計470名
- カカニブライター学校助成事業
2005年度、カカニ農業用地内に開校した幼稚園2年、小学校5年の学校は、今年度は、ネパールの教育改革に対応し、中学2年生を新た設置、生徒を受け入れる。幼稚園80名、小学生145名、中学生40名、合計265名となる。そのため、中学2年生の家具等の購入等の助成金は継続する。学校の自立運営をする計画で進めている。助成金の原資は、この学校の設立金寄附者帯瀬憲五氏よりの寄附金を元に設立した育英基金の運用益より、充当することで賄いがつく。
- 所在地
- ネパール国ヌワコット郡カカニ村
- 生徒数
- 上記記載
- 総合指導員派遣事業
各種助成事業を実施するに当たり、資金、資材が適切に使途、運営管理されているかの定期点検を現地の助成先に出向き調査指導を行う。
新たに現地よりの要請のあった事業への調査研究を行う。
- 派遣目的
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- 人事管理、組織体運営の点検指導。
- 助成金使途の監査・報告。
- 物価、為替の変動や、現品寄附品の受け入れ等により、予算の過不足、補正予算の組み替えの必要正当を点検調査指導。
- 現地より要請があった事業への調査研究
- 派遣者
- 理事、事務局員
- 派遣時期
- 年2回、各1名、1回2週間程度。人員と派遣期間は状況に応じて変更する。
- 奨学金里親制度事業
バシファント学校のクラス単位ごとに里親制度として、奨学金を供与する事業。この円滑な促進を図るため、継続的な連絡事務を行っている。
- 開発途上国に関する農業及び教育の啓発事業
- 現地視察研修事業
ジャイチが運営助成しているカカニブライター学校、レカリ・バシファント学校、指導しているカカニ実験研修農場を中心にバス等で移動して、開発途上国の農業・農村の現状を自ら視察し、現地関係者との相互学習を行う。後日、参加者からの視察研修報告を機関誌等で紹介し、支援の現状を公表することにより広く理解を求め、支援の拡大を図っている。視察研修の企画内容を機関誌等で紹介し、旅行業者を通し参加者を募っている。
- 開発途上国の農業・文化案内及び視聴覚教材貸出し事業
開発途上国の実態、文化、習慣、考え方等に関する情報や各種資料を広く提供するため、無償で書籍、写真等の閲覧・貸出しを行っている。利用者の利便性を考慮し、利用方法や資料等の紹介をホームページに掲載している。
- 資料棚の設置場所
- ジャイチ事務所内
- 閲覧時間等
- 月・水・金の午前10時から午後3時を基本とする。
- 歯科医療保健協力事業
ネパール国医療保健協力活動として、現地の受入れと関係機関との調整協力を行っている。
以上
平成22年度公益財団法人日本農協研修場協力団収支予算書
自 平成22年 4月 1日
至 平成23年 3月 31日
(単位千円)
| 科目 | 予算額 | 前年度予算額 | 増減 | 備考 |
| Ⅰ 一般正味財産増減の部 | | | | |
| 1.経常増減の部 | | | | |
| (1)経常収益 | | | | |
| ①基本財産運用益 | 5,391 | 5,610 | △219 | |
| ②特定資産運用益 | 681 | 626 | 55 | |
| ③受取寄附金 | 3,500 | 3,000 | 500 | |
| ④受取補助金 | 1,800 | 1,850 | △50 | |
| ⑤雑収益 | 101 | 185 | △84 | |
| 経常収益計 | 11,473 | 11,271 | 202 | |
| (2)経常費用 | | | | |
| ①事業費 | 9,206 | 9,205 | 1 | |
| ②管理費 | 1,678 | 1,730 | △51 | |
| 経常費用計 | 10,884 | 10,935 | △51 | |
| 当期経常増減額 | 589 | 336 | 253 | |
| 2.経常外増減の部 | | | | |
| (1)経常外収益 | 0 | 0 | 0 | |
| 経常外収益計 | 0 | 0 | 0 | |
| (2)経常外費用 | 0 | 0 | 0 | |
| 経常外費用計 | 0 | 0 | 0 | |
| 当期経常外増減額 | 0 | 0 | 0 | |
| 当期一般正味財産増減額 | 589 | 336 | 253 | |
| 一般正味財産期首残高 | 71,781 | 71,445 | 336 | |
| 一般正味財産期末残高 | 72,370 | 71,781 | 589 | |
| Ⅱ 指定正味財産増減の部 | | | | |
| ①受取寄附金 | 0 | 200 | 0 | |
| 当期指定正味財産増減額 | 0 | 200 | △200 | |
| 指定正味財産期首残高 | 9,694 | 9,494 | 200 | |
| 指定正味財産期末残高 | 9,694 | 9,694 | 0 | |
| | | | | |
| Ⅲ 正味財産期末残高 | 82,064 | 81,475 | 589 | |