JAITIの活動

開発途上国の農村地域の発展と、そこに暮らす人びとの自助自立をめざして、JAITIでは、農業技術の指導普及事業と識字率の低い地域への基礎教育の充実や学校建設に向けての支援を主な活動の柱として取り組んでいます。

  • 農業技術の普及事業
  • 基礎教育の支援事業
農業技術の普及事業
日本から農業技術指導員を現地へ派遣して、農業の実務指導や、
その地域にあった経済性の高い農作物の生産のための調査・検討を行っています。
ネパール国ヌワコット郡カカニ地区

1989年から実験研修農場で、地域に適する各種野菜や果樹の栽培実験を行い、特に、1992年に初めて導入したイチゴ栽培の成果がカトマンズなどにおいて高評価を得たことから地域農家に普及し、栽培農家700戸以上が栽培に取り組むようになり、高収入を得る結果をもたらしイチゴ栽培が定着してきました。
現在、イチゴの連作障害や苗の老朽化等の対策が必要になってきており、土壌改良技術の普及や健全株の導入に取り組んでいます。

 
マクワンプール郡ナムター地区

レカリ・バシファント学校のある当地区は、標高1,700mから2,500mの日本の高原野菜地帯とほぼ同様の条件下にあり、2005年から野菜栽培を中心に農業技術指導を行い、地域の農業生産の技術向上に努めています。主にキャベツ、大根、ピーマンなどの作付けに取り組んでいます。

 
ムスタン郡ツクチェ地区

ポカラから北へ通称ジョムソン街道といわれる地域で、ソバや麦類が主要作物の地帯ですが、日本のNGOがリンゴ栽培を成功させたツクチェ・マルファがあります。2008年にトラクターやジープなら通ることの出来る道路が開通したことから、当地域の交通事情を考慮した経済性の高い農産物の普及のための指導を行っています。
ポカラやダウラギリ県都のベニを消費地に見据えて、大根、キャベツを主力に試作検討と市場流通についての調査研究を進めていきます。

 
基礎教育の支援事業

レカリ・バシファント学校

経緯

農村地域の子どもたちが、質の高い教育を受けられることを願って、1993年に「シンバンジャン学校」として10年制の学校を開校しました。開校当初は1年生1クラスでしたが、毎年1学年1クラスずつ増え、2003年に初めての卒業生を送り出しました。ネパールの学校は、1年から5年が小学校、6年と7年が中学校、8年から10年が高校にあたります。1998年学校名を「シンバンジャン学校」から「バシファント学校」に改称し、2008年7月にはネパールでは初めてのケースとなる地元の公立校のレカリ小学校と合併して「レカリ・バシファント学校」と改名し私立校から公立校になりました。レカリ・バシファント学校では470人ほどの子どもたちが学んでいます。2003年6月から、経営の自立を目的に、地元の父兄会からなる学校運営委員会に1年毎に移管を行い2012年で完全に地元の運営になりました。

場所

カトマンズの南西90㎞、マクワンプール郡ナムタールVDC(行政村)にあり、車で3時間半ほどのところです。隣接するダマンVDCからも子どもたちが通学しています。学校が集落から離れたところにあり、遠いところでは片道2時間半もかけて通う子どもたちもいます。

授業の内容

授業が行われるのは、日曜日から金曜日の週6日です。
グラウンドに全校生徒が集合して朝礼が行われ、1時間目の授業は10時15分から始まります。授業は40分から45分単位で、午前中に4時限があり、30分間ほどのお昼休みを経て午後にまた4時限があります。授業の終了は午後3時55分。
この時間割は、1年生から10年生まで皆一緒です。時間割の例を見てみましょう。
1年生の1時間目は英語、2時間目は体育、3時間目は国語、4時間目はまた選択の英語、5時間目は社会、6時間目は理科、7時間目は国語・自習、8時間目は算数・自習となっています。先生は教科によって替わります。
6年生の1時間目は英語、2時間目は理科、3時間目は国語、4時間目は数学、5時間目は社会、6時間目は道徳か職業訓、7時間目は倫理、8時間目はコンピューターです。
10年生の1時間目は英語、2時間目は数学、3時間目は国語、4時間目は科学、5時間目は社会、6時間目は選択科目、7時間目は英語か体育の選択、8時間目は農業となっています。
ネパールでは進級するためにも試験があり、また卒業時にはSLC(学校卒業試験)があります。合格するための学力を身につけることと併せて、単なる学歴社会への対応ではなく、多様な人生を選択できる方策を与える場としての教育に取り組んでいます。


バシファント学校の全景
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全校生徒が集合して朝礼

カカニ・ブライター学校

経緯

農村地域の子どもたちが、質の高い教育を受けられることを願って、2005年5月に、小学校と幼稚園が一体となったカカニ・ブライター学校を開校しました。学校のあるカカニ地区は、農業開発事業によって広まったイチゴ栽培による農家収入が増加してきたことから、授業料を徴収することを前提として計画を進め、早期の段階での自立を目指しています。開校当時は幼稚園と5年生までの基礎教育でスタートしましたが、父兄から継続してより高い教育を受けさせたいとの希望が強くあったことから、2012年には9年生、2013年には10年生までの生徒が、この学校で学ぶことができるようになり、教育環境の充実が進められています。

場所

カトマンズの北西25㎞、ヌワコット郡カカニVDC(行政村)にあり、市内から車で1時間半ほどのところです。学校からは、ガネッシュヒマールやランタンなどのヒマラヤが一望できる環境の良い場所に立地しています。

授業の内容

授業が行われるのは、日曜日から金曜日の週6日です。
開門は9時30分。朝礼が行われ1時間目の授業は10時から始まります。
授業は45分単位で、午前中に4時限があり、30分間ほどのお昼休みを経て午後には3時限があります。授業の終了は7年生までが午後3時30分。8年生からは午後4時10分までの8時限で8年生は数学、経済の選択が、9年生、10年生は英語、人口、体育の科目があります。
教育は、その中身がとても大事です。ネパールでは、進級のためにも試験があります。そのため、ともすれば詰め込み式の教育が中心になってしまいます。
ジャイチでは体験の中から学ぶ教育、表面的な優秀さではなく、知情意の根っこを育てる教育を大事にしたいと思っています。そのために、小学校だけではなく、幼児期において形成される集中力や人間としての基礎力を育てるための幼稚園を併設しています。


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